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みなさんは、「八女」という地名をご存知でしょうか。「八女」は、八に女と書いて、「やめ」と読みます。この記事を書かせて頂いている私が「八女」を知ったのは、小学校の教科書でした。福岡に住んでいれば、「八女」は、「お茶」が有名と習います。しかし、お恥ずかしながら、その「八女茶」としてしか「八女」についてのことは知りませんでした。その後、ご縁があって、2018年に2ヶ月という短い間でしたが、「八女」に住む機会があり、その間「八女」を端から端まで探索致しました。
「八女」には、「八女」にさほど詳しくなくても福岡にいれば一度は聞いたことのある、星野という地域と、黒木という地域があります。そこで、まずは「八女」といえば、星野。「星野村」へドライブに行きました。そして次は、「黒木」。さらに足を伸ばして「立花」。
そこで私が見つけたもの。それは、「お茶の八女」だとばかり思い込んでいた「八女」が実は、「フルーツの産地」でもあること、でした。

思い込みとは凄まじいもので、「八女」=「お茶」とばかり思っていた私は、地元の方に教えて頂いて訪れた小さな果物屋さんに行って正直驚きました。店名は『どろや』。本音を言えば、最初は“変な名前”と思っていました。それはそうでしょう!だって、名前が『どろや』ですよ!?その頃は、名前の由来も知らなかったですから。→(“どろやとは?”で、名前の由来は、ご覧ください。)
時は、春。ちょうど“いちご”がそろそろ“時期”が終わりに近づいていた頃でした。しかし、店頭に並んだ“いちご”は、赤々としていてそれはそれは“美味しそう”に見えました。しかも!福岡の街中に住んでいた私たちにとってその価格は『どろや』という名前よりも驚くものでした。当時私たちが住んでいた地区のスーパーより、ずっとずっと“お手頃”だったからです。
しかし私はその価格を見て、“美味しいのかな!?”という疑問を抱いてしまいました。
名前もちょっと変。果物は“お手頃”すぎ。
脳裏に“美味しいのかな!?”がよぎるのも無理のないことです。
まずは、“少しだけ”、買ってみることに。
以来“あまおう”の大ファンになった私ですが、一体“あまおう”とは何ぞや?ということになり、少しばかり調べてみました。
ウィキペディアにしっかりと載っている“あまおう”。商標登録もされている“福岡”で開発された品種だそうです。1996年から2000年にかけて“あまおう”の開発がなされ、約7,000株の中から選ばれたらしい!ようやく初出荷ができたのは、2002年だそうです。
品種名の“あまおう”は、福岡県が公募し、1913件の中からこの新品種の特徴を表す4つの言葉の頭文字をとっているそうです。
あ・・・赤い。ま・・・丸い。お・・・大きい。う・・・うまい。
“丸い”かどうかはさておき、赤くて、うまいのは間違い無いです。
“華たちばなみかん”とは?
“華たちばなみかん”(はなたちばなみかん)とは、JAふくおか八女のブランド品みかん、ということらしいです。糖度・酸度などの品質基準に合格した限定品で、その時期に「八女地方」で採れた一番美味しいみかんを“華たちばなみかん”と言うそうです。
10月下旬~11月上旬 北原
11月上旬~12月上旬 早生
12月上旬~12月下旬 いしじ
12月上旬~12月下旬 中生・在来
12月中旬~3月上旬 高糖度
今日も我が家のテーブルにあるこの“華たちばなみかん”、マジで甘いです。
ただ、残念なことに、みかんの時期が終わる頃には、皮が硬く、時折種が入っているみかんになり残念な気がします。ですがこれは、私の好みの問題らしく、糖度で言えば“高糖度”となり、そちらの方がお好きな方も多いそうです。
ちなみに、この記事を書いている12月1日の“華たちばなみかん”は、まだ“甘くてジューシーで我が家好みのおいし〜!みかん”です。
↑“華たちばなみかん”、中身はこんな感じ。↓ギフトになるとこんな感じ。
「お手頃なら味が良く無いんじゃない!?」と思われますよね。 – はい、私もそう思っておりました。
ということで、毎度ですが、また“一房”買ってみました。恐る恐る食べてみると!“嘘やろ!?”と思う程、新鮮で甘い!正直にそのプリプリ感と、甘さに“感服”致しました。というわけで、最初は一房だけしか買っていなかったのですが、次は箱買い、その次は大容量の箱買い、と増えていきました。
この“シャインマスカット”に関して言えば、先ほどの“みかん”とは違って、時期が終わる頃の“シャインマスカット”は、甘みが強くなり、お手頃価格になればなるほど“甘い”。
それと、少し黄色がかって安くなっている“シャインマスカット”って見た目悪いですが、糖分信じがたいほど高いですので、購入してみる価値はあると思います。
こうして「どろや」の“シャインマスカット”に恋してしまい、JAの方に付き添っていただき、“シャインマスカット”の生産地まで行ってその“ぶどう畑”を見てきました。すっごい山を延々と車で登ったところに広々とした“ブドウ”畑があり、農家さんたちが大切に大切に“シャインマスカット”を育ててありました。
↑こちらご家庭用の“シャインマスカット”箱。私の一押しです!↓ギフトはこんな感じ。“クゥ〜!夏が待ち遠しい。”
こうして私の独断と偏見の「どろや」のフルーツを紹介しましたが、さて、私が気になった「どろや」について。JAの方にその名前の由来をお聞きしました。
すると、「どろや」は、「農家さんが朝もぎたてを持ってきてくれるので、“泥がまだついているほど、新鮮”だという意味です。」というご回答でした。少しでも、“変な名前”と思ってしまっていた私が恥ずかしくなりました。「どろや」さんすみませんm(_ _)m
今は、その意味も十分理解し、「どろや」の新鮮でジューシーで、甘いフルーツたちの虜です。
フルーツ好きの我が家は、「どろや」が近くにあるなら、毎日でも通いたい位です。事実、“シャインマスカット”の時期は、1時間ほどかけて毎日“シャインマスカット”を買いに行きます。
「どろや」さんは、JAふくおか八女が運営してある、お店です。小さなお店ですが、裏のでっかい倉庫や冷蔵庫にい〜〜〜〜!っぱいフルーツが保管されていますので、店頭にある分では足りない!と思われたら、店員さんに一声かけてみるといいですよ!裏からたっくさん持ってきてくれますから。
「八女」って本当に、土がいいのか、気候がいいのか、作るのがうまいのか、分かりませんが、とにかく農産物が“おいしい”。
我が家は2ヶ月しか「八女」には住みませんでしたが、農産物が、新鮮で美味しくて、お手頃な「八女」を、心から“贅沢なところだなぁ、”と思いました。
「国産」の安心感が嬉しいですね。
↓こちら、どちらも「どろや」で販売されている福岡産のキウイなのですが、左は、「レインボーレッド」右は、「甘うい」という品種です。
いかがでしたでしょうか。今回は、福岡の「八女」(やめ)で作られているフルーツたちをご紹介しました。
フルーツは、その鮮やかで綺麗な色が、“見ているだけでもハッピーな気分になれる!”気がします。赤やオレンジ、黄緑色のフルーツを贈られて嫌な気になる方はいないと思います。体にもよく、栄養価も高い、フルーツは昔から“お見舞い品”としても人気ですね。
そんなフルーツを、しかも、九州の福岡にある小さな地区「八女」で作られている色とりどりのフルーツ。私自身、もう一度 “国産” をしっかりと見直してみる、“いい機会”となりました。
↓福岡の「八女」にある、産直農産物を販売してある「どろや」は、この建物の手前にあります。